ラ・フォル・ジュルネ音楽祭で日本中のクラシック・ファンのみならず世間にセンセ−ショナルを巻き起こした敏腕プロデューサーのルネ・マルタンが、新しい企画「ショパン・プロジェクト」を2008年に始動する。世代の違う6人のピアニストたちが1回60分前後のショートプログラムで入れ替り立ち替り登場。3日かけてショパンの名曲、またショパンの知られざる作品を網羅する。
2010年〈ショパン生誕200年〉に向け、新たな演奏形態がまたひとつ生まれる。
ルネ・マルタン
ルネ・マルタンは、経営管理学の高等教育をおさめると同時に音楽(パーカッション、音楽史、記譜法、和声、電子音響音楽)を学び、ナント市に芸術研究制作センター(CREA)を創設。1979年より同センターの芸術監督をつとめ、1981年より、ラ・ロック・ダンテロンで国際ピアノ・フェスティバルを開催。世界最大のピアノ・フェスティバルに成長したこのラ・ロック・ダンテロンには、ラドゥ・ルプー、マルタ・アルゲリッチ、ミハエル・プレトニョフ、
エフゲニー・キーシンなど、現代最高のアーティストたちが定期的に出演している。
1986年より、ラ・ボールにて「エルミタージュでの楽興の時」シリーズを開催。現代が誇る室内楽奏者を集めての企画である。88年、キリスト教修道院としては西欧でも最大規模のロワイヤル・ド・フォントヴロー修道院の芸術監督に就任。
これらの仕事と並行して、マルタンは「ラベル・ナント」の名のもと海外にも活動の幅を広げ、日本、ブラジル、イギリスでのコンサートツアーを企画制作。そして95年、数々のフェスティバルでの経験を集約させた大胆な試み−従来のクラシック・コンサートのイメージを揺るがす画期的なイベント、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭を実現させる。2005年ナント市で行なわれたこの第11回目の音楽祭には171,000人の音楽ファンが集った。
同年より東京でのラ・フォル・ジュルネ音楽祭が開幕し、初年度にして30万人、2年目には50万人、3年目には60万人の入場者という、大盛況をおさめる。
2005年フランス文化コミュニケーション省からメリット勲章を授章。同年の3月にはポルトガルから、外国人に贈る最も名誉ある勲章であるエンリケ王子勲章を授章。

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